
■Introduction
2月に"なんちゃって雪山"だった雲取山を登り終えて、今年初頭に登りたい雪山のうち
残るは浅間山、四阿山の二山になりました。
しかし今はまだ3月初旬、これらの山は残雪期と言い切れるほど天候は安定しておらず、
ここで登るのは少々怖いものがあります。
そこで今回はインターバルとして、霧ヶ峰(車山)に行ってみることにしました。
車山なら登山の行程はごく短く、万一天候が急変しそうになってもリフトでエスケープ可能なので
本気登山になってしまう浅間山などと比べると格段に安心感があります。
ちょうど弟がスノーシューを入手したところなので、
ついでに蝶々深山辺りまでスノーシューイングも楽しめて、まさに一石二鳥。
霧ヶ峰には3年前の夏に行ったきりなので、冬はどんな景色が見られるのか楽しみです。
では、久々に長野の地を踏んでみることにしましょう。
■山頂まで歩いても登れるけど…
今回は東京経由なので、中央道を通り、県道40号を経由して霧ヶ峰へ向かいます。
もう春も間近なためか、40号はほとんど積雪なしでした。
車山高原スキー場着、8:30頃。この時間でもぎりぎり第二駐車場に停められてラッキー。
なお、この時点での気温は−6℃と、それほど寒くはありませんでした。

車山に登る場合、「車山肩」に車を停めてそこから登るのが一般的なようです。
しかし僕は車山に登るのは二度目ですし、今日は本気で登山をするつもりはないので、
横着して、車山高原スキー場のリフトで登ってしまうことにしました。

さて、それではまずゲレンデに向かいましょう。
ここからはリフトを二本(スカイライナー、スカイパノラマ)乗り継いで
山頂に向かうことになります。
一回券を二枚ずつ買ってリフト乗り場へ。
…いつものことながら、99.99%のスキー/スノボ客に混じって、登山スタイルで列に並ぶのは
なかなかの羞恥プレイですね。
しかも、今日一日の中で一番辛かったのもこのリフトでして…
と言うのは、リフトに乗っている間は相当寒いのです。
スキーウェアはリフトに乗ることを考慮して、相応の保温性が確保されているのですが
登山用のハードシェルには保温性などなく
あくまで行動中に着ることを前提にしているものですから、
こうやってリフトに乗ってただじっとしていると、心底冷えてきます。
事前にここまで想定していればミッドレイヤーで調整したんですけど、乗ってしまった後では
如何ともしがたく… スカイパノラマ乗車中に疲労凍死するかと思いました(笑)
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そんな過酷なリフト(ただ、係員さんは親切でした。感謝!)を降りると、
もう車山山頂までは目と鼻の先です。30秒も歩けば…

日本百名山・霧ヶ峰、登頂〜!ヽ(゚∀゚)ノ
…自分で選んだルートながら、これでいいのかと思わずにはいられません(^-^;
でも今日は、そんなことはどうでもいいと思えるほどの超・快晴!
頭上には文字通り「雲一つない空」が広がっていました。
隣にいた、地元の方とおぼしき初老の男性が「こんなに見晴らしが良いのは珍しい」とポツリ。
360°の展望はまさに絶景の一言で、栃木から延々6時間に渡るドライブをしてきた苦労も
これを見るための代償と思えば安いものです。
では、その展望をご覧下さい。
まずは南面方向から。八ヶ岳から始まり、富士山、南アルプス、中央アルプス、御嶽山…と、
名だたる山々がズラリと並んでいます。

山名なし版:クリックで拡大(3650*600 587KB 画面下スクロールバーで右方向へ)
ちょっとだけ山名入り版も作ってみました(間違っていたらすみません)。

山名あり版:クリックで拡大(3650*600 611KB 画面下スクロールバーで右方向へ)
更に北に目を転じれば、今度は乗鞍岳や北アルプス、火打山や浅間山までが一望できます。
こちらもパノラマは撮ったのですが、この後の蝶々深山からの方がすこしだけ近くなるので、
北方面のパノラマはまたその時に。
■車山肩まで、極上の展望と共に
さて、こうして今日はいきなりクライマックスを迎えてしまったわけですが、
一応今日はスノーシューイングに来たので、少し歩いてみることにしましょう。

自分のスノーシューは相変わらずDOPPELGANGERのSW-7M。
スノーシューで本格雪山登山をしようとは思わないので、買い換える理由がないんですよね。
雪原ウォーキングなら、この程度の安いスノーシューで十分、十分。

まずは車山肩を目指して、緩やかな斜面を下りていきます。(この写真だけ弟のデジカメで撮影)
視界を遮るものは何もなく、目の前に広がるのは八ヶ岳や南アルプスの雄姿。

そして折り返すと、今度は北アルプスが一望。
今日は風もほとんどなく、極めて爽快なウォーキングが楽しめました。

やがて車山肩が見えてきます。
ところで、この車山肩の駐車場は本来100台以上のキャパシティがあるはずなのに
冬の登山記録を見ると「停められなかった」という声も多く、
いまいちどういう状況なのか分かりづらいかもしれません。
で、実際にどうなっているのかと言うと、写真で道路脇に数台車が固まって停められているのが
見えると思いますが、あの場所だけが除雪されているのです。
その左側もずっと駐車場なんでしょうけど、とても停められる状況ではありません。
なので、朝から駐車場争奪戦が始まるわけですね。
ちなみに今日も、8:30頃にはもうスペースはありませんでした。
どうしても車山肩から車山に登りたい場合は、朝早いうちに着く努力が必要ですね。
■蝶々深山へ
車山肩(付近)到着、10:49。
ここから折り返して、実質的に本日唯一となるピークハントに挑みます。目指すは蝶々深山。

…と言っても、蝶々深山は中央やや左に見えるピークで、ほとんどただの丘ですね(^-^;

蒼穹の空に向かって、ゆるやかな斜面を登っていきます。
50m程度の高低差を登りきると、そこは北アルプスの絶好の展望台になっていました。
ということで、蝶々深山着、11:42。
車山肩から約1時間、車山を歩き始めてからだと1時間半もかかっています。
いかにのんびりゆっくり歩いているかが分かりますね。
でも。今日は歩くこと自体を楽しみに来たのでこれでOK。
そんな蝶々深山の山頂からは、北アルプスがすぐ近くに見えます。

山名なし版:クリックで拡大(5883*600 905KB 画面下スクロールバーで右方向へ)
ちょっとだけ山名あり版はこちら(本当にちょっとだけ…)

山名あり版:クリックで拡大(5883*600 925KB 画面下スクロールバーで右方向へ)
また、振り返ってみると、車山の全貌が見えます。

クリックで拡大(3618*600 695KB 画面下スクロールバーで右方向へ)
ちなみに山頂の左手にあるスロープのようなものはスキーのコースですので、入り込まないように。
(立ち入りはご遠慮下さい、という看板を無視して登っていった中高年パーティがいまして…
そんなだから登山者はマナーが悪いと言われてしまうんですよ。決まり事は守りましょう)
■夏道を忠実に辿りましょう
さて、雪原ウォーキングは十分堪能できましたので、そろそろ帰ることにしましょうか。
帰路は車山高原スキー場の北側を回り込んでスカイプラザに戻るコースをとります。
この時、夏道を忠実に辿るのが望ましいです。我々は「樺の丘」への分岐を見逃して…

…どこだ、ここは…?
なんて事態に陥ったりしました(GPSログを見ると分かりますが、曲がり損ねていました)
いくら積雪があるとはいえ、植生を痛めてしまうので、極力夏道を通るべきですね。
それと、しつこいですが、ゲレンデには入り込まないようご注意を。

ちなみにこのコース、今回は下るだけなので楽勝ですけど、結構な急坂があったりします。
スカイプラザから蝶々深山までは、累積上昇量でいうと400mほど。
登りコースとして使用すると、それなりに歯ごたえのある行程になりそうです。

白樺湖を望む1641ピークで右に折れれば、スカイプラザはもう目前。
スカイプラザ着13:44。これで今日のスノーシューイングは終了です。お疲れ様でした。
正直なところ、春先と言うこともあって今日は展望には余り期待していなかったのですが
予想外の快晴に恵まれ、爽快なスノーシューイングが楽しめた、大満足の一日でした(・∀・)
過酷な登りなどはありませんから、スノーシュー初心者にはうってつけのコースだと思います。
ただ、起伏が乏しい故に悪天候だと道迷いが怖いかも。できるだけ天気のいい日を選びましょう。
■余談
さて、最後に恒例の"あれ"の感想を一つ。
中央道を通ったらここに寄るしかないでしょ!ってことで、帰路では当然のように
八ヶ岳PAに滑り込みました。今回チョイスしたのはこちら。

八ヶ岳ブルーベリーソフト(\380)
ソフトクリームは相変わらずのさっぱり系。見た目に反して控え目なブルーベリーの味と相まって
爽やかな一品でした(^-^)
ここはまだ信玄ソフトと塩ソフトが残ってますから、あと二回は楽しめますね。
これを書いているうちに、またあのプレミアムキングソフトも食べたくなってきましたし…
あ、それから、次に行った時はこれも食べてみたいです。

地元産の食材をふんだんに使ったこだわりのメニューだそうで、もうこの写真だけでも旨そう。
やっぱりSA・PAはこうして地元のものを活かしてナンボですよね。
中央道はこういう楽しみがあるので帰路も辛くありません。東北道も頑張って!
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