Trekking | |
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小蓮華山 | 2010/07/26-27 |
新潟県糸魚川市/長野県北安曇郡小谷村 [2766m] | 所要時間:8時間7分 |
消費カロリー:5086kcal | |
はじめてのてんぱく | GPSログ記録はこちら(別窓) |
![]() ■Introduction いよいよ今年も第一回目の夏休み(7/26〜7/30)が始まりました。 せっかくの平日休み、ここは北アルプスに向かうしかないでしょう! で、問題はどこに登るか、ですが… 今回は、後で弟と行く予定の常念岳を控え、テント泊の予習も兼ねていますから、 どこに行くにしても、テントで泊まるように計画を組まないといけません。 そこで、当初は鹿島槍ヶ岳を考えていました。これは出発前日までほぼ確定していたんですけど 冷池のテン場の条件を考えると、初のテン泊にしてはちょっとレベルが高いかも…? そこで急遽予定変更、今回は栂池から白馬岳を往復することにしました。 ■「早立ち・早着き」は登山の基本ですよね ※さて、もはや最初に断り書きを書くのが恒例になってきましたが… タイトルを見て頂ければ明白なように、今回は結局、白馬岳までは辿り着けず、 栂池から、白馬岳の手前にある小蓮華山までの往復になりました。 ですので、記載内容は白馬大池でのテン泊の部分が中心になります。ご了承下さい。 栃木から栂池高原まで距離にして200km以上、時間もゆうに4時間はかかります。 今日のゴンドラリフトの営業時間は7:00〜ですから、逆算すると 遅くとも2時には起きていないと後々の行動計画が厳しくなりそうです。 …で、起きたのは3時半…_| ̄|○ 結局、出発したのは4時45分でした。これがなければ白馬岳まで行けたのかなぁ… 栂池パノラマウェイ(ゴンドラリフト・イブ)高原駅に隣接している 「栂池駐車場」に着いたのが9:05。 ![]() 休日は激混みになるらしいこの駐車場も、今日は平日のため余裕がありました。 駐車料金は¥300/日。 (なお、地図によると周辺に無料駐車場が二つあるようですが、利便性を考えてここに停めました。 \600なんて、栃木からの交通費を考えたら誤差範囲ですし…) ここからゴンドラ・ロープウェーを乗り継いで、まずは栂池自然園駅に向かいます。 ![]() ゴンドラの窓からは後立山連峰が目に飛び込んできました。 これは凄い! やっぱり北アルプスは他の山域とはスケールが違いますね! ここから白馬大池までの間では、こうして後立山連峰を一望できる場所はありませんから ここはすかさず一枚撮っておきましょう。 ■背中が重い! 栂池高原ビジターセンター着が10:20。それではいよいよ今日の登山の始まりです。 ちなみにここから白馬岳までの標準コースタイムは7時間10分ですから、単純に考えると 今日の宿泊目的地である村営白馬岳頂上宿舎に着くのが17時過ぎになってしまいます。 これでは遅すぎますね。ここは気合いを入れてコースタイムの2/3くらいの時間で歩かないと! …と、歩き始めるまでは思っていました。 ![]() まずはここから標高2,200mの天狗原まで、340mほど登ることになります。 初めての北アルプスということもあってテンションは高く、ちょっと雲が多いものの天気も良好。 大した登りじゃないから快調に歩けるだろう、と思っていたのですが… 歩き始めてすぐに違和感に襲われました。というのは、ザックが重すぎるのです。 今回は単独だし一泊二日ですから余計なものは持ってきておらず、重量はおそらく16kg前後と テン泊にしてはそれなりに軽量の部類に入ると思うのですが、それでもなぜか異常に重く感じます。 何と言うか、子供でも背負っているような感覚。 いつもの日帰り山行の時と比べて8kg程度しか重くなっていないのに、 これほどまでに違うか!?と思いましたね。ほんと、ちょっと歩いただけですぐに息が切れる始末。 たった340mの緩斜面がやけに厳しく感じられました。 ![]() 天狗原着が11:21。コースタイム1.30のところを1.01で来ているからまずまずですけど 正直もう死にそう(^-^; たった一時間の登りでこんなに汗だくになったのは初めてでしょう… でも、今にして思えば、ここまではまだ楽だったのです。 ![]() そう、本当に大変だったのは天狗原から乗鞍岳(白馬乗鞍岳)までの区間でした。 天狗原までは"登山道"でしたけど、ここから先はご覧の通りゴーロの急登… 足を踏み外して変に岩に打ったら、足なんか簡単に折れそうな感じです。 ザックが重くて移動する時の慣性が大きいので、歩いていてヒヤヒヤの連続。 途中では何度か雪渓の登りもあります。言い方によっては変化に富んでいるとも言え、 普段の軽いザックだったら楽しいだろうな…とも思うのですが、今はとにかく余裕がないです。 自分としては結構登っているつもりなのに、振り返ると天狗原がすぐ近くに見えて愕然としたり。 とにかくこの登りが今回の登山で一番きつかったですね。 ![]() それでも、登り続けていればいつかゴールは来るもので… この最後の雪渓を越えると、ようやく傾斜が緩んできます。そうなればもう乗鞍岳はすぐそこ。 ![]() 乗鞍岳頂上着、12:42。うえぇ、疲れたよ… 頂上に着く直前にすれ違ったおじさんに言われた「白馬大池はもうすぐだよ」という一言で 本当にホッとしましたから、いかに疲れていたかがよく分かります。 でも、これで登りはひとまず終わり。ここからは白馬大池までの下りになります。 頂上からほんの少し歩くと眼下に白馬大池を望めるように。 ![]() クリックで少し拡大(903*600 169KB) おおー! いい眺めですね! いかにも北アルプスの夏本番、といった趣です。 さて… 歩きながら考えていたのですが、今、この時点で既に1時近くになっています。 ここから白馬岳山頂までは、早くても3時間半は見ないといけないでしょう。ということは テン場に着くのはやはり4時過ぎになるということです。 これはちょっと無理がある気がしますね。このまま晴れていてくれるのならまだいいですけど 今日は雷注意報が出ていますから、もし稜線を歩いている時に雷に遭遇したら、と思うと… で、たまたますれ違ったおじさんと、どこまで行くのかと言う話をした結果、 おじさんは白馬岳までギリギリ行けるんじゃね?と仰ってまして、それはつまり僕としては 無理と言われているのに等しかったのでした。 ということで、今日は白馬岳は諦めて、目の前の白馬大池でテントを張ることにします。 ![]() すぐそこに見えても、大きな岩の上で足場を確かめながら進むので予想外に時間がかかりました。 13:14、何とか白馬大池山荘に到着。 結局、ビジターセンターを出てから3時間弱。コースタイムとほとんど変わらない時間に… これではとても白馬岳まで行くのは無理だったでしょうね。 (と言うか、天狗原から白馬大池までのコースタイム1.50っておかしくない? 他の人の山行記を見ても、1.50を大幅に切っている人がいないんですけど…) ■白馬大池の夏 さて、一刻も早くこの背中の重さから解放されたい、ということで 山荘に着いたらすぐにテン場の申し込みをしました。使用料\500也。 このテン場は平らな部分が多いですし、水も無料、トイレも近い、と文句なしです。 僕が到着した時点で、先客さんは小屋前に二張り、湖畔に四張りほど。 平日は空いていていいですね(^−^) 湖畔の方は少し斜めっているので、初テント泊ということもあり、無難に小屋前へ設営しました。 他の方のテントを参考にしながら(今考えるとずいぶんいい加減でしたが)なんとか設営完了。 ![]() あ〜、背中が軽くなった! 亀仙流の修行じゃないですけど、身体自体が軽くなった気がします。 そして、張り終えたらすぐに山荘の売店に行き… ![]() 且⊂(゚∀゚*)ウマー! やっぱり登山の後はコレに限りますね。 (え? 普通ここはビールだろうって? 僕はビール苦手なんです) ----- さて、こうして今日やるべきことは終わりました。 後は寝るまで「何をしていてもいい時間」になります。 テントの中にいるとさすがに暑いので、テン場周辺を散策してみましょう。 ![]() まずは湖畔へ。 平日のこの時間なので周囲を通り過ぎる人影はほとんどなく、水面を眺めてぼーっとしていると 時折吹き抜ける風がなんとも心地いいです。これぞまさに非日常の世界。 それにしても綺麗な池ですね。心が洗われます。 ![]() テン場はお花畑に隣接していまして、その中を雪解け水が流れています。 これがまたなんとも清々しい雰囲気なんですよね〜! 結構日差しはきつかったですけど、お花畑では写真を撮っている方が何人もいました。 それから、少し小蓮華山の方に登ってみました。 ![]() クリックで拡大(3301*600 686KB 画面下スクロールバーで右方向へ) 画面中央やや左のピークが小蓮華山、その右側、一つ奥の尾根にあるのが鉢ヶ岳、 更に右の雲に隠れている部分に雪倉岳があります。(白馬岳は小蓮華山の裏側) 明日白馬岳まで行くかどうかは体調次第ですけど、せめて小蓮華山までは歩いてみたいですね。 あの稜線を歩けると思うだけで凄くワクワクするものがあります。 それに、恐らくあの稜線に出れば、白馬から鹿島槍までが一望できるんじゃないでしょうか。 それも楽しみです。 ■そして今日という日の終わり さて、そんな感じで散歩したり、湖畔でまったりしたりしているうちに、日も暮れてきました。 せっかくなので、蓮華温泉方面に三分ほど歩いて、日没を見に行くことにしましょう。 ![]() 太陽が雪倉岳の向こうに沈んでいきます。 この日の夕暮れはあまり綺麗には焼けませんでしたが、それでもこうして 山でのんびり日が沈むのを見るのは初めてなので、感慨深いものがありますね。 低山ハイキングの時に日没が迫ると「やばい!」って焦りますから(笑) ----- 夕飯は、朝買ってきたおにぎりなどが有り余っていましたので、それで終了。 何気にセブンイレブンで買ったカップの豚汁が旨かったりしました。 山の夜は早いので、19:30にはもう寝袋に入ります。 結局この日のテントは16張りほど。みんな慣れたもので、この時間には概ね静かになりました。 ただ、隣のテントの"初テン泊"のおばちゃんが、よほど嬉しかったようで妙にテンションが高く… 僕は周囲の騒音は気にならないのですが、他のテントから苦情が出ないかちょっと心配しました。 ちなみに、この日の寝具はモンベルの「U.L.コンフォートシステムパッド150 キャンプ」と 「U.L.スーパー スパイラルダウンハガー#3」、それに加えて「ウォームアップシーツ」で、 結果としてシャツ一枚で寒くもなく、期待通りの保温能力が確保できました。 (銀マットは敷いていません) システムパッドが"キャンプ"の方なのは、通常のものと比べて"キャンプ"の方が厚いからです。 それでいて重量は145gしか変わりませんから、持ち運ぶ時のスペースさえ確保できれば 絶対こちらの方がいいと思うんですけどね。 ここのテン場は整地がしっかりしていますからともかくとしても、例えば涸沢のような 岩だらけのテン場で、薄いマットだとちょっとキツイような気がします。 なお、シーツは保温効果を期待したのではなく、シュラフの汚れ防止のために使用。 これ単独でも結構暖かいですから、ちょっと寒いかな、って時には便利かも。 …って、話が長くなりました。そろそろ寝ましょう。おやすみなさい。 ![]() 真夜中にふと目が覚めて外を見てみると、そこには月が煌々と輝いていました。 明日も晴れてくれることを祈ります。続きは後編で> |