Trekking | |
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庚申山 【栃木百名山】 | 2009/10/24 |
栃木県日光市 [1892m] | 所要時間:6時間32分 |
皇海山の前座と侮るなかれ | ※GPSログ記録なし |
![]() ■Introduction 社山で奥日光の紅葉を満喫してから二週間が経ち、そろそろ奥日光は落葉の時期になりました。 ここから雪が降るまでの間は、山は冬枯れの寂しい世界になります。 そこで今回は、まだ紅葉が残る足尾の山を目指すことにしました。 実は足尾の山にはまだ登ったことがないんですよね。 ですので、最初は入門向けの山である庚申山で、足尾の様子を覗ってくることにしましょう。 ※今回はGPS記録がないため、地図や歩行ルートを載せておきますね。まず、地図はこちら。 大きな地図で見る 歩行ルートはカシミール3D(カシバード)で見るとこんな感じに。 ![]() …って、これじゃ何も見えないですね(^-^; クリックで拡大(1338*490 388KB 画面下スクロールバーで右方向へ) 高低差と所要時間(休憩時間含む)は次のようになりました(同じくカシミール3Dを利用) ![]() (上記2画像共に、国土地理院発行の「数値地図50mメッシュ(標高)」及び「数値地図25000(地図画像)」を使用) ■予報は晴れだったのに… ※で、のっけからすみませんが、実は登山からこのレポートを書くまでに一年近くかかってまして かなり記憶が曖昧です(またかよ!)。ですので今回のレポートも極めてシンプルに書きますね。 まあ庚申山は人気の山なので、レポートは他に一杯ありますし… 駐車場の話だけ真面目に書こうと思います(^−^; さて、まずは国道122号から県道293号を通って銀山平に向かいます。 この県道293号は狭隘路なので、運転に自信のない方は要注意。 僕はこういう道路は大の苦手なので、対向車が来ませんように…と祈りながら走りました。 すれ違いできない区間が多いです。交通量が少ないのが救いでした。 銀山平公園(銀山平キャンプ場)着、7:20。 ![]() では、駐車場の紹介に入ります。 庚申山登山者のための駐車場・駐車スペースは四ヶ所あります。 登山口に近い方から言うと、まず、293号は銀山平公園を通り過ぎて少し行ったところで 車両通行止めになるのですが、その通行止めゲート周辺の路肩に若干の駐車スペースがあります。 キャパは4〜5台と言ったところでしょうか。 もっとも、正式な駐車場ではありませんから、ここに停めるのはお勧めしませんけど。 次に、そのやや手前の道路左手に、登山者用駐車場があります(未舗装)。 ここが登山者にとってはメインの駐車場になります。基本的にはここに停めるといいでしょう。 但し、キャパはおよそ20台程度なので、相当早く着かないと満車になってしまうかも知れません。 その次に登山口に近いのは、国民宿舎かじか荘の駐車場ですけど… ここはあくまでかじか荘の駐車場ですので、登山者は停められません。 (当然ですよね。登山者のせいで宿泊客の車が停められなくなったら本末転倒ですし) 栃木百名山ガイドブックにはここに停められるかのような記載がありますが、 少なくとも2009/10/24時点では、この記述は正しくありません。 何かと白い目で見られることも多い登山者、せめて地元のマナーは守りたいものです。 と言うことで、前述の登山者用駐車場に停められない時は、銀山平公園の駐車場をお借りしましょう。 ただここも注意がありまして、入口から入ってすぐのところにある駐車スペースは キャンプ場利用者のためのスペースになります。ですので登山の場合は、奥の駐車場に停めて下さい。 公園の注意書きにもそのように書いてあります。ここはキャパは十分で、40台前後は停められそうです。 (上の写真がその駐車場になります) ----- ところで、はるばる(というほどでもないけど)やってきた割には、天気が良くないですね… 昨日の時点での天気予報は晴れでしたが、今朝早朝に見た時は曇りになってまして 空模様も、雨は降らないだろうけど晴れもしない、と言った感じです。 結論から言うと今日の空はずっとこんな曇りでして、写真を撮っていても いまいち楽しくありませんでした。これも、レポートをあまり詳細に書く気がしない 理由の一つだったりします。綺麗な写真が見たい方は、他のサイトさんを訪問した方がいいですよ。 ■まずは庚申山荘へ 前置きが長くなりました。それでは出発しましょう(7:38) まずは駐車場からかじか荘まで上がって293号に合流し、約4km先にある一の鳥居まで ひたすら林道を歩いて行くことになります。 ![]() 林道は単調ですが、紅葉のおかげで飽きさせません。 庚申川を挟んで対岸の紅葉は特に見事なものです。 ![]() あ〜、これで晴れていれば言うことなかったんですけどね〜! まあ、曇りって分かっていて来たんだから仕方ないか… ![]() およそ1時間ほどで、一の鳥居に到着(8:42) ここまでは高低差もほとんどないし楽勝ですね。 ![]() ここから登山道に入ります。と言っても、しばらくの間はアップダウンの少ない沢沿いの道歩きですから、 天気のいい日などはとても気持ち良く歩くことができるでしょう。 ![]() ただ、さくさく進めてしまうので忘れがちですが、一の鳥居から庚申山荘までは2km強で約500mの登り。 体力的には結構消耗します。登山レポートやガイド本を見ると「庚申山荘まではのんびり歩き」なんて 書いてあったりしますが、いやはや、それなりの運動になりますよ。 余裕だろうと思ってハイペースで歩いていたら、汗だくになってしまいました… ----- 庚申山荘は、庚申山への登山ルートからは少し外れていますので、単に庚申山に登りたいだけなら 寄る必要はないですが、少し休憩もしたいので立ち寄ってみることにしましょう。 と言うことで、庚申山荘着、9:49。一の鳥居から約1時間でした。 ![]() 庚申山荘は、ここから鋸山を経て日本百名山である皇海山を目指すハイカーにとっては 貴重な宿泊施設になります。銀山平から皇海山往復日帰りはハードですからね。 素泊まりだと\2,000。休憩は協力金のような形で\300です。 汗だくだったので着替えに寄らせてもらって一応\300払っておいたら 後日、領収書が送られてきました。お役所(?)も親切ですね(^-^) ■ここからが恐怖の始まり さて、それではいよいよ庚申山登山の核心部に入ります。 ![]() 登山道はご覧の通りで、さっきまでの爽やか山歩きは何だったの?と思うくらい雰囲気が一変します。 ここからは岩場、はしご、急登のオンパレードです。 ちなみに、庚申山荘のちょっと手前から「お山巡りコース」というアクロバティックなコースもあり 山頂に向かうにはそちらを歩いてもいいのですが、高所恐怖症の僕としてはそんなコースは論外。 と言うことで、こちらの普通のルートを選んだわけですが… 普通のルートも十分怖いよ… 落ちたら死ぬ!なんてところは、よくよく考えてみるとほとんどないんですけど 中途半端に高度感があってヒヤヒヤします。山登りを始めてから、初めて途中で帰ろうかと思ったほど。 今日初使用のLEKIのストックも岩にこすれて、早くも傷だらけになってしまいました(T▽T) (なんでストックしまわなかったんだろう…) あとは、急登なので浮き石には十分注意して下さい。 一度、登りの途中で20cmくらいの浮き石を落としてしまって…後ろの方はだいぶ離れていたので 事なきを得ましたが、もっと近くにいたら危ないところでした。あの時の方、すみませんでしたm(__)m ![]() 一気に高度を稼いでいくので、振り向くと背中側の視界がだいぶ開けてきます。 う〜ん、今日はもう晴れてくれそうにないですね。残念。 ちなみに下りの時の話になりますが、すれ違う人はみんな苦しそうで、中には 「いや〜、きついですね−! 低山だと思ってなめてましたよ」なんて言っている方もいましたから やっぱりこの勾配は皆さん堪えるようでした。 ![]() 途中には何度か鎖場もあります。ここもそれほど高くはないですが、落ちたら足の一本や二本は 折れそうな感じではあるので、恐る恐る通過。 こういうところは鎖に頼り切らずに、まっすぐ立って歩いた方が安全なのは分かってるんですけど 恐怖っていうのは理性ではどうにもならないんですよね。 で、結局、全力で鎖を頼って渡りました(^−^; でも、行きはまだ良かったんです。事件(?)は帰りに起きたのでした… ----- さて、そんな急登や恐怖の道のりも延々と続くはずはなく、1時間も登ると緩やかな樹林帯に出ます。 ほんと、この時の安堵感は言葉にできないくらいでした。落ちる心配のない道って素晴らしいね! こんな道なら何キロでも歩ける!と思ったほど(笑) そして、樹林帯に入ってしまえば、庚申山・山頂はもう目と鼻の先です。 ということで庚申山・山頂に到着しました(11:06) ![]() しかし実際のところは、これが山頂だと思わずにそのままスルー(^−^; その先にある展望台(見晴らしの利く広場という意味)に出た時に 「あれ…山頂通り過ぎたぞ… あ!さっきのか!」と気づいたのでした。地味な山頂でしたね。 では、とりあえず目的地には到着しましたので、昼食を食べつつ景色を眺めてみます。 (今日は曇りなのでやる気のないパノラマになってます。すみません) ![]() クリックで拡大(1961*600 389KB 画面下スクロールバーで右方向へ) 画面右にあるのが鋸山と皇海山です。 僕は百名山ハンターではないので、展望のない皇海山に行こうとは思いませんけど ただ、皇海山から国境平を経て日光白根山に至る尾根道には興味をひかれますね。 登山道はないので今の僕にはとうてい歩けないルートですけど、いつか行けるようになったらいいなぁ。 ■このまま庚申山の土になりたい… さて、それではそろそろ帰路につきたいと思いますが… 言うまでもなく、この手の道は登りより下りの方が遙かに怖いわけで、 そういう意味では、これからが自分にとってはまさに正念場になります。 …正直に言うと降りたくないです… このまま山頂で朽ち果てた方が楽なんじゃないかと本気で思うほど(笑) でも、さすがにここで土に還るわけにはいかないので、覚悟を決めて降りていきます。 ちなみにここから庚申山荘付近まで降りるまでの間、写真は一枚も撮っていませんでしたから いかに心理的に余裕がなかったかがよく分かりますね。 ----- ただ、実際に降りてみたら、そこまで死にそうなほど怖くはありませんでした。 とは言え、何も起こらないはずはなく… 鎖場に差し掛かった時のことです。 ここは岩場のトラバースなのですれ違いはできないのですが、ちょうど向こう側から 女子大生(?)が二人やってきました。 向こうの方が核心部に近かったし、何より自分がビクビクしながら渡っているところを 女の子に見られるのはとても抵抗があるので、僕はあたかも「登り優先」の原則に従って 道を譲るかのような、余裕のある態度で待っていました。 すると、向こうの二人は「すみませ〜ん」と言いながら渡ってきたのですが(ここまではOK) 何故か「先に行ってもらおうよ」なんて話しているのです。 は?もう渡ったじゃん、と思っていたら、なんと後続が… 5人パーティだったのです。前後を挟まれてしまってもはや渡らなくてはならない状況に。 え、これ何て羞恥プレイ?(;・∀・) ええ、渡りましたとも。怖くも何ともないよ?的な感じで。 誰がどう見ても腰が引けてましたけど… まあ、こんなもんです。お約束です。僕は爽やかな格好いい山男にはなれないんでしょう。 ----- 更に、岩場を抜けたら、今度は恐怖心の反動か、やけに余裕が出てきてしまって 山荘から一の鳥居までタイムトライアルだ!と半分駆け下りた結果、 確かにタイムはそこそこでしたが(40分)、その代償として膝を痛めてしまいました。 この膝の痛みには三ヶ月ほど苦しめられることになります。下りは猫足でソロリソロリと歩かないと いけないんですね。ドッカンドッカン降りていた自分はアホでした。 まあ、これも一つの教訓と言うことで今後に活かしていくことにしましょう。 ![]() と、そんなことで、下りは全然写真もないですけど(汗)14:01に何とか駐車場に辿り着きました。 これで今日の行程は終了です。お疲れ様でした。 こうして、多々トラブル(?)に見舞われながらも、何とか終了した今回の庚申山登山。 一筋縄では行かなかった分、いろいろと心に残るものがありました。 高くはないですけど、体力的にもそれなりに歯ごたえのある山でしたね。 高所恐怖症の人には絶対にお勧めしませんけど、そうでない人ならアスレチックのようで 却って面白いかも知れませんよ。普通の低山登山道に飽きてきてしまった人は是非どうぞ。 |