Half Marathon | ||
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第8回 富士忍野高原トレイルレース | 2017/06/04 | |
(山梨県南都留郡忍野村) | ||
トレイルレース入門と言えばここ! | GPSログ記録はこちら(別窓) |
■Introduction 4年前に熱く語ったつもりになっていて、なぜか記事を書くのを忘れていました。 もう3回目の参戦ですが、初めてここを走った時の感動を思い出しつつ、改めて紹介させていただこうと思います。 ■できれば前日入りしたい 今回はやむを得ない事情により、当日に現地入り。 でも個人的にはここは前日入りしたいものです。 栃木から遠いこともありますけど、観光したい場所も多いですし、前日は受付後にコースガイダンス・トークショーもありますしね。 トークショーのゲストが毎回同じなのかは分かりませんが、前々回に聞いた福田六花さんのトークは面白かったですよ。六花さん、話すの上手いわ。 忍野の朝は早くて、会場は5時過ぎには開きます。 受付・スタート地点の忍野中学校の駐車場に停めたい場合は、遅くとも6時前には到着しておきましょう。 今回は6時20分頃に着きましたので、会場まで徒歩3分ほどの、少しだけ離れた駐車場へ。 (ちなみに一番遠いのはたぶん忍野小学校の駐車場でして、会場まで5〜6分というところでしょうか) 車を停めたら早速受付に向かいます。 ここからは正面にドドンと富士山が見える……のですが、今日は雲に隠れていて少々残念。 ただですね、走ることだけ考えるとこれはむしろラッキーなのかもしれません。 と言うのも、山から降りた後、最後の会場までの舗装路が毎年暑くて…… 例年はこの最後の区間で倒れそうになっているのですが、今年はいけるかも。 ■どこで走るか 今回はショートへの参戦です。 7:20からのロング、7:50からのミドルのスタートを見送って、8:20にスタート。 会場を出ると、最初は平坦なあぜ道を3kmほど走っていくことになります。 この時点ではまだクロスカントリーレベル。でもショートは初めてトレイルレースに参加したという方が多いので、この時点で早くも「走りにくいね」とか「ロードと全然感じが違う」なんて声が聞こえてきたりしました。 3kmを過ぎるといよいよ山道へ。 といっても最初は林道ですから、走ろうと思えば私でも走れる傾斜です。 でも今年は、傾斜のきついところは無理に走るのはやめました。 前々回、前回と走ってみた結果、急斜面は結局歩いて登るのと大して時間が変わらないことに気づきまして…… それでいて疲れるので、ここは無難にいって、その分、最後のロードを頑張ることにしました。 トレランとは?って感じですが、いいんです! 楽しく走れるのはここじゃないですから。 立ノ塚峠の給水所を過ぎると稜線に出ます。 そう、楽しいのはここから。適度なアップダウンのある稜線を駆け抜けていきます。 ところどころ左右に視界が開けて気分は爽快、走って登れない/下れないところもほとんどなく、トレランの醍醐味が十二分に味わえます。 なお、ショートの後ろの方だと、ここからロングの先頭集団に追い抜かれることになります。 広くはない山道、譲り合いの精神でいきましょう。 基本的に追い抜きは右側から、追い抜く側は一言声をかけると安全です。 そんな稜線を2kmほど走ると、前方がぱっと開けて二十曲峠のエイドに飛び出します。 ここは大会参加者にとってはまさにオアシスのような場所。 雰囲気良し、展望良しで、ハードなレースの中でホッと一息つけるところです。 しかし、ここは麓から車道が通じているとはいっても、こんな高所にエイドを設けるのはやはりそれなりに苦労があるものと思います。 立ノ塚もそうで、参加者は当たり前のように利用させていただいていますけど、冷静に考えればトレランのコース上に人や物を配置するのはロードの大会よりも大変なはず。 立ノ塚→二十曲の間の山道の要所要所で案内や応援をしてくださっているスタッフ・自衛隊の方々に至っては、そこまで登っていかないといけないわけで…… それでいて、スタッフの方々は笑顔で応対してくれます。 会場やロード区間での応援も含めて、初めてこの大会に参加したときは、村を挙げてのおもてなしってこういうことを言うんだろうなと感激したものでした。 三回目の参加となる今回も、その感想は変わりません。 RUNNETで常に高評価なのも納得です。 ショートの登り区間はここで終わり。 ここからは会場目指して駆け降りていきます。 出だしは舗装路ですけど、途中にはトレイル区間あり。 登りと違って下りは経験がモロに出ます。足場は若干荒れていますから、慣れないうちは特に気をつけて。 最後はまたあぜ道を通って会場へ。 例年はここが暑くてきついんですけど、今年は涼しかったのが幸い。 沿道の応援のおかげもあって何とか走りきり…… 無事ゴールへ。 タイムは1時間46分。これでショート参加者全員のほぼ中間の順位です。 決して早くないタイム。でも前回のタイムより10分ほど縮められまして、個人的には満足の結果でした。 ■大会を振り返って 4年前、初めて参加したトレランの大会が、この忍野高原トレイルレースでした。 去年こそDNSでしたが、それから毎年ここを選び続けている理由は、ひとえにこの大会の雰囲気の良さにつきます。 村ぐるみで工夫を凝らして行ってくれる応援を受けながら、新緑の山の中を駆け抜ける。 一度味わってしまうと忘れられない心地良さが、ここにはあります。 ショートからロングまで3コースが設定されていますから、初めてトレランに参加する方から、ベテランランナーの方まで誰でも楽しめるのではないでしょうか。 特に、初めてトレランに参加する方はぜひこの大会を検討してみて下さい。 周りに初心者が多く、コースも難しくありませんから、安心して参加できると思いますよ。 |