Half Marathon | ||
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第2回 やさい王国昭和村 河岸段丘ハーフマラソン | 2016/05/29 | |
(群馬県利根郡昭和村) | ||
ランナーのために、更なる高みへ | GPSログ記録はこちら(別窓) |
■Introduction 去年、初開催されたこの大会に参加して、素晴らしい思い出をもらいました。 自分にとって、5月末の大会はここで決まり! 今年もまた、風の吹き抜ける昭和村に向かいます。 ■今年も祭りの雰囲気 去年に引き続き、仕事の都合で前日入りはならず。 当日の早朝に現地に向かいます。 道中、赤城PAから山々を眺めて。 今日の天気予報は晴れのち曇りですが、今のところ晴れが強く出ているようです。 天気がいいので気分は上々。ただ、暑くなりすぎなければいいのですが… 今年は到着が遅くなってしまい、昭和ICを降りたのが7時半近くでしたので、会場付近は少々渋滞。 ロスタイムは10分ほどでしたけど、受付は8時までなので、早めに着いた方がいいでしょうね。 会場の駐車場は車で一杯。 知名度の高くない大会ですし、前回は「初開催」につられた参加者もいたでしょうから、今回はスカスカだったら寂しいな… なんて思っていたんですけど、心配無用でした(^-^) そして受付に向かえば、そこに待ち受けていたのは怒濤のようなスタッフの数。 これですよ! 昭和村はこれがいい! 大会規模に対して過剰とも思えるほどのスタッフの数が、この大会を村の一大イベントにしようという意気込みを表しているかのようで、会場の雰囲気がとてもいいですし、参加者に向けられる視線も好意的に感じます。 村の方々が全員マラソン好きなんてことはないでしょうから、休日にかり出されてしぶしぶ手伝っている方だっておられるでしょうに(私もマラソンに興味がない頃ならそうなるでしょう)、そういう印象は一切なく、皆さん笑顔なのを見ると頭の下がる思いがします。 こうして大会を盛り上げよう、ランナーをもてなそうという想いが伝わってくると、参加する側としても嬉しくなりますね。 もうなんか、この雰囲気だけで来年も来ようという気になります。 無料コーナーには採れたてのレタスやコンソメスープ、おやきなどが並んでいました。 去年より充実してますね(^-^) ■やはりここは甘くなかった! スタート15分前になりましたので、スタート地点に向かいます。 小規模大会なので最後尾でも先頭からさほどの距離がなく、いい一体感があります。 スタート前にはパラモーターが挨拶に来たりして、なんとも和気藹々とした雰囲気でした。 しかしそれも走り始めるまでの話。 とにかくこの大会、コースは過酷の一言です。 スタートから4kmはひたすら下り… そこからは一転、登って… 登って… 登ります。 死ぬ \(^o^)/ この登りが、なんと16km地点まで延々と続きます。 しかもコースマップには現れない小さなアップダウンが無数にあるため、実際は登って登って下って登って登って下って… となります。 急なコーナーを下ると今度は鬼登りになる、というような"殺人ヘアピン"も2度3度と現れ、ランナーの精神はもうボロボロ。 更に今年は暑かった! 去年のスタート時の気温が22℃だったのに対し、今年は28℃。これには苦しめられました。 ただ、サポートは万全。 給水所は本来の7ヶ所に加え臨時のものも設けられていましたし、去年1ヶ所だったスポンジも今年は2ヶ所(3ヶ所?)にあり。 去年はなかったかぶり水や、ガソリンスタンドや民家の方のシャワーにも助けられて、熱中症の恐れはありませんでした。 また、今年も道中では住民の方々からの熱い応援をいただきました。 正直今年は冬にサボっていて体力がないのと、初大会がいきなりこのハーフだったということで予想以上の苦戦になってしまい、よっぽど歩こうかと思いましたが それでも何とか走り切れたのは応援のおかげです。ありがとうございました。 16kmを過ぎるとようやく下りへ。 この後にも実は小さな登りがあったりして心が折れそうになりましたけど、道端にあった「がんばらない。でも、あきらめない」という看板を見て、そうだ、ここまで来て諦めるわけには…! と気力を振り絞り… 11時45分、タイムは激遅ながらどうにかゴールできました。 今年も参加賞として新鮮採れたての野菜をいただいたら、 去年来られなかったこの昭和の湯で汗を流し、道の駅「あぐりーむ昭和」で買い物をして帰路につきました。 ■大会を振り返って ランナーが大会を選ぶ時に、重視する要素は人によってさまざまだと思います。 タイムが出しやすいコースであったり、アクセスが便利、応援が多い、景色が綺麗、給食が多い、などなど… そんな中で私が毎年この大会を選ぶ理由は、ひとえに「雰囲気がいい」これにつきます。 おもてなしの心を感じる大会は沢山ありますが、"来てくれてありがとう"という雰囲気を一番強く感じるのはこの大会かもしれません。 また、初開催である去年ですら高評価だったのに、今年は1kmごとの標識追加、より便利になるようにコースレイアウトを変更、レース前/後の給食の充実…と 更なる改善が加えられていて、その姿勢には本当に感謝です。 こんなに純粋にランナーのことを考えてくれる大会はそうそうないですよ。 雄大な山々をバックに、河岸段丘を吹き抜ける初夏の風を感じながら走る――― スタッフの方々に支えられて大会を終えたら、温泉に入ってからあぐりーむ昭和でジェラートを食べる。 そうしてのんびりしていると、まるでこの昭和村だけ時がゆっくり流れているかのように感じます。 これぞまさに非日常、至福の時間でした。 ありがとうございました。毎年も必ず参加させていただきます。 |