先日のオールペンでボディをリフレッシュしたら、 今度はワイパーアームの色褪せっぷりが妙に気になり始めました。 根元なんて塗装が剥げてますしね… やはり本来黒であるべきところが 黒でなくなっていると、全体的に締まりがないように見えますね。 塗装作業はそんなに難しくなさそうなので、黒で上塗りすることにしました。 ----- 作業の工程としては、まずワイパーアームを取り外すところから始まります。 これは簡単で、最初にワイパーアームの根元にあるキャップ(ワイパーアームヘッドカバー)を 力任せに引っこ抜き(笑)、中に隠れている12mmのナットを外します。 後はワイパーアームを外すだけです。 ちなみにワイパーアームはそのまま上に持ち上げようとしても 噛み合わせが強くて外れないことがあります。その場合はワイパーアームを上下左右に揺すって 噛み合わせを緩めてみると外れやすくなるかも。 この際、注意点が二つあります。 まず、外す前のアームの角度を記録しておくこと。これを忘れると 取り付けの時にどの角度で取り付ければ良いかわからなくなり、動作不良になりかねません。 二つ目は、アームを外す前にワイパーブレードを外した場合、 アームの取り外しの際に先端でフロントウィンドウを傷つけないようにすることですね。 ----- さて、そんなこんなでワイパーアームを車体から外したら、塗装の下準備に入ります。 まず、サビが出ている時はサビをワイヤーブラシかサンドペーパーで削り取ります。 次に、アーム全体をサンドペーパーでこすって足付けしましょう(塗料の食い付きを良くするため) ※ちなみに、サビ取りをサンドペーパーで行う場合は小さい番手のサンドペーパーを使いますが 足付けに同じ番手のサンドペーパーを使うのは考えものです。 あまり小さい番手のサンドペーパーで足付けすると、上塗り塗料でサンドペーパーの傷を 覆い隠せなくなって、塗装後も傷が目立ってしまいます。 塗装の下地にプラサフを使うのであれば問題ないでしょうけど そうでない時は、足付けのサンドペーパーは#800以上のものにした方がいいかも。 僕は面倒だったのでどちらも#100でやっちゃいましたが… ----- 足付けが終わったら、洗って乾かし、更にパーツクリーナーで脱脂して ついに塗装開始です。 なお、今回僕はシャーシブラックで塗装してみました。 これはサビ止め塗料なので、これ一発で済んで楽チンですね。 下地にプラサフを噴く必要もありませんし。 ※ただ、シャシーブラックはあくまで下回り用の塗料ですから、青空駐車場に置いておくと やがて色あせてきます。もって二年といったところでしょうか。 ですので、あくまで一時しのぎです。長期間きれいに維持したい方は 普通の塗料を塗るようにしてください。 塗装は当然のことながら一度の厚塗りは厳禁なので、薄く何度も塗り重ねる必要があります。 ですので、ある程度暖かい季節にやった方が乾燥が早くて楽ですね。 僕は5月にやりましたので、塗装と塗装の間隔は10分も開ければ十分でした。 アームを倒した状態と起こした状態の両方で塗装しましたから 計8回くらい塗り重ねたでしょうか。 ----- …と、こんな感じでワイパーアームの塗装の方は順調に進んでいきます。 ただ、乾燥を待っている間がいささか暇ですね。 そこで、ついでにカウルトップベンチレータールーバーも塗ってしまうことにしました。 カウルトップベンチレータールーバーとは、ワイパーアームの下にある樹脂製のパーツのことです。 これもワイパーアーム同様に表面が劣化してましたから、一緒に綺麗にしてしまいましょう。 ----- ということでカウルトップベンチレータールーバーを取り外します。 カウルトップベンチレータールーバーは5本のスクリューと、表から見える2個のクリップ、 裏にある(見えない)2個のクリップで取り付けられています。 見えないクリップはいつものように力技で引っこ抜くことになるのですが、 ただ、スクリューと2個のクリップを外してから無理矢理引っ張っても カウルトップベンチレータールーバーは外れません。 それはなぜかというと、写真で手に持っているゴム部品(フード ツゥ カルトップシール)の 中央のクリップ2個が、カウルトップベンチレータールーバーを貫通して 車体に留められているからです。 ですので、まず最初にこのフード ツゥ カルトップシールを外しておきましょう。 ----- そんなこんなでカウルトップベンチレータールーバーを外したら、とにかく洗います。 でもこれ洗いにくいんですよね…なんでこんなにデザイン優先な形にしたんだろう… ついでにフード ツゥ カルトップシールの方も洗っておきます。こちらはこちらで汚れが固着していて ブラシでこすっても落ちなかったので、洗剤&お湯で漬け置きして、ようやく綺麗になりました。 カウルトップベンチレータールーバーは洗った後に乾かし、一応パーツクリーナーで脱脂してから 塗装します。形状が複雑なので、シャーシブラックで5度塗りしました。 これで塗装作業は完了です。 後は、塗装が終わったら十分乾燥するまで待って、各パーツを車体に取り付けます。 上にも書きましたが、特にワイパーアームを取り付ける時は ウィンドウに傷をつけないよう注意しましょう。 ----- という事で、作業完了〜! 色合いはどうなったかと言うと… よしよし、いい感じでリフレッシュできましたね(・∀・) 作業前と比較してみると、 白ボケしていたパーツに色が戻って引き締まったように見えます。 ワイパーアームとカウルトップベンチレータールーバーを新品購入したら それなりのお値段がかかってしまうことを考えると、塗装だけでこれだけの効果が出せるのは かなりお得な感がありますね。 以上、お手軽リフレッシュでした。 |