DIARY 2017/03 |
2017/03/29 |
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もはや前書きを書く余裕もなくなってきた…… とりあえず、まともな状態に戻るのは早くて5月だと思います。 マラソンのシーズン初戦は5/14の鹿沼さつきマラソンで、そこから5/28やさい王国、6/4忍野トレイル、6/11さくら湖、そして7/2が日光100km。 7/2は例年なら嬬恋キャベツですけど、今年は日光100kmが第一回開催なのでそちらにしました。 まあ、100kmは走れないので62.195kmの方にエントリーしてまして、これも無理だろとは思いますが、一度くらいフル以上の距離を走ってみたいですしね。 登山再開もGWから。 そこまではインドア生活になっちゃいますが、まあ今回は仕方ないでしょう。 ■君の名は。43回目を見て 注意事項はいつもと同じです。自分語りなので読まないでください。 1月に三葉役の上白石萌音さんのアルバム「chouchou」を購入してから、この二ヶ月間ずっと萌音さん版の「なんでもないや」だけを聴き続ける日々。 ホント今回、萌音さんには感謝しかないです。 「……瀧くん? 瀧くん、瀧くんがいる! ……っ、瀧くん!」 「……これじゃ、名前、わかんないよ……」 この辺りの台詞や息づかい、少しでも棒演技だなぁと思ったら、俺はこの映画43回も見てないよ。 いい演技をありがとう。 ----- 前回の日記では視聴回数20回、そして今回では43回。 思えばずいぶんいろんな映画館に行ったものです。 栃木ではフォーラム那須塩原、MOVIX宇都宮、TOHOシネマズ宇都宮、109シネマズ佐野。 これだけ栃木の主要な映画館を網羅していると「どの映画館がいいの?」なんて訊かれたりすることもありますが、これは結構難しい質問でして。 映画館っていってもシネコンですから、スクリーンの規模も考えないと比較になりません。 例えばフォーラムの最大箱とTOHOの小箱を比べれば、そりゃフォーラムの方がいいわけですし。 でもトータルで見たら、やっぱりMOVIXとTOHOが一つ抜けてる感じがします。 MOVIXはもう「君の名は。」は小箱ばっかりになっていたので印象良くなかったんですけど、一度だけ最大箱のスクリーン8で見たことがありまして、これはもう圧巻でしたね。 駐車場広いですし、ロビーも落ち着くし、何だかんだいって栃木では一番行っているシネコンです。 TOHOは施設の出来としてはトップだと思いますし、改装されたシートの座り心地がすごくいいんですけど、自分が行ったときはスクリーン2と3のプロジェクターがどちらも不調で(ライン抜けしてたりゴーストが出てたり)、それが一週間後に再訪したときにも直っていなかったのはさすがにちょっと。 これでもう行くのは止めました。 あと近郊では群馬のイオンシネマ太田も何度か訪問しました。 お膝元なのに全くやる気が感じられないTOHOと違って、イオンシネマは「君の名は。」の上映回数が多いので、心情的にお礼もかねてってことで。 ただ、これはイオンシネマに限った話ではないのですが、やっぱり映画館だけの施設と、こうしたショッピングモールとの複合施設とでは客層が違う気がします。 端的に言って、複合施設(特にスーパーと同じ建物に入っている施設)の方は客層が良くないような。 そこに上映時間が昼間という条件が加わるともう最悪。とても集中して見られたもんじゃありません。 シン・ゴジラやキングコングみたいなアクション系ならまだしも、君の名は。のような作品は、早朝かレイトのような物好きしか来ない時間帯に限るなぁ、と思いました。 この点、MOVIX宇都宮のレイトは逆の意味で凄まじくて、ここ4回ほど見に行った結果では ・上映中に誰も全く音を出さない (自分がポテトを食べるのを躊躇するレベル) ・エンドロールで誰も席を立たない →それどころか、エンドロールが終わっても席を立たない (余韻に浸ってる?) となってまして、何この観客、訓練されすぎじゃね!? と思わずにはいられません。 明らかに初見っぽい人もいるのに、あの空気は何なんだ… まあこれだから、自分みたいな重症患者には居心地がいいんですけどね。 あとは少しでもいいところで見てみたかったので、東京だとまずは立川に行ってみました。 さすが「極上音響」の名は伊達ではないですね。凄すぎて笑いました。 地元の人が羨ましいです。 そして、一度は行ってみたかった新宿ピカデリーにも。 この日は287席のスクリーン3でしたけど入りは9割を越えてたかも。さすが新宿は違いますね。 ここで余談ですが、こうして映画館行脚をしていて、初めて知ったことがあります。 (映画マニアの方々にとっては常識なのかもしれませんが) 映画館のスクリーンって、どの映画館でも同じ範囲が映っているわけじゃないんですね。 左右はスペースが余っているのでOKなんですけど、問題は上下の幅。 一番広い範囲が映っているスクリーンと比べると、狭いところは95%位しか映っていなかったりします。 これは30回を越えてからようやく気づいたんですよね。 というのも上で悪く書いたTOHO宇都宮のスクリーン3が、これまでに見た中で最大の範囲が映ってまして、そこで初めて「あれ、こんなところまで映ってたっけ?」と思ってからですので。 他は似たり寄ったりだったので気づきませんでした。 もう上映期間も終盤なので今更こんなことを書いていてもあまり意味がないですけど、気づいたので一応書いておくと、自分が範囲を確認するのに使っている場面は、まず上側が ・入れ替わり初日の四葉が起こしに来た場面で「いや、すげぇ本物っぽいなって」と三葉くんが言っている時に、三葉くんの頭の向こう側に見える「花の絵が入った額の釣り紐」の頂点の上にどれだけ余白があるか で、そして下側が ・三葉が最初に学校に行った時のユキちゃん先生の授業中、「万葉言葉が残ってるって聞くし」→「ド田舎やもんなあ」の場面で三葉がノートをめくっているときに、椅子の背もたれのパイプがどこまで見えるか で判断しています。 全部映っていないスクリーンだと、上はピン?の上側に余白がなかったり、酷いとピン自体が映っていなかったりします。 下も同じで、背もたれの板までしか見えなかったり。 …と言っても、そんなところを見ているのは全国で自分だけかもしれない… なのでもうちょっと分かりやすい例で言うと、上は冒頭の大人三葉が電車の窓から外を眺めている場面で、左目がどこまで見えるか(最大だと瞳の4分の3くらいまで見える)、 下は同じく冒頭の大人三葉が冷蔵庫を開けるシーンで、どこまで脚(素肌)が見えるか、ですかね〜 こっちなら、全国で500人くらいは分かってくれるかも? 個人的にはこうやって違いがあるのはちょっといただけないかなぁ、と思ったり。 君の名は。に関して言えば、下側は特に影響がないですけど(三葉の脚フェチの人は悲しいかも?)、 上側は先の三葉の目のみならず、例えば瀧ちゃんの登校シーンで教室の中を窺っているときに「ねえ、今日部活さぼってさ、映画行かない?」と言われている司二号みたいな男子生徒の目が本来はちゃんと全部見えていて、これが見えるのと見えないのとでは結構印象が違うんですよね。 (最初に気づいたのもここで、あれ、こんなキャラいたっけ?と思ったのです) 私としてはこの男子生徒の目はむしろ見えない方がいいのではと思ったりもしますが(モブなので)、そうは言っても制作側が意図して描いているものが見えないっていうのはどうなの?と。 そこまで含めて"作品"なわけですからね。調整でどうにかできるのならちゃんとしてほしいものです。 ちなみにピカデリーはほぼ全範囲映ってました。さすが老舗は違いますね。 閑話休題。 そして3/4は県外も県外、仙台まで遠征してきました。 というのも、この日はTOHOシネマズ仙台で新海監督のティーチインがあったものですから。 前も書いた通り、私は別に新海監督のファンというわけではありません。 なのでティーチインに行くかどうかは悩みました。遠いですしね。 でも… 監督のファンではないことは確かでも、「君の名は。」という作品のファンではないのかというと、さすがにこんなに何十回も見ておいてファンじゃないと言い張るのは無理があります。 もう"君の名は。は人生"みたいになっちゃってますからね… というわけで、これは行かないわけにはいかないだろうと。 会場はIMAX以外では最大箱のスクリーン9。 そろそろ閑散としてきたこの時期でも、296席がほぼ埋まるという盛況です。 10回以上見ているという 質疑応答の詳細は他の方のブログに譲るとして、自分としては監督が「今日のこの機会を区切りにして、次の作品に向けて進んでいきたい」と述べていたのが印象的でした。 こちらも止め時というか、いつまでこの作品を見続けるのか自分でもよく分からなくなってきていましたから、気持ちの切り替えという意味でもこの場に居合わせることができて良かったなと。 まだ思うところがあるので、これでいきなりもう見ないってことはないですけど、少し踏ん切りがついた気がしたのでした。 |
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