DIARY  2014/10
2014/10/26
雨続きの8月とは打って変わって、9月・10月の週末は好天が続きましたね。
登山者のフラストレーションもだいぶ解消されたのではないでしょうか。

自分は先日の大天井が大満足でしたので、あの後は会社登山の安達太良山で終了。
2012年の唐松・奥穂、2013年の白馬三山と、毎年どこかで充実した登山ができているのはラッキーです。
今年の目標だった剱(早月尾根)、甲斐駒(黒戸尾根)はどちらも挑戦すらできませんでしたが、それでもいいやと思えるのは大天井のおかげ。
また来年の宿題にしましょう。

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さて、夏の登山シーズンが終わってからスキーが始まるまでの期間はマラソンを頑張ることにします。
秋のマラソン第一弾は大町アルプスマラソン。
…本当はこの前に一度ハーフを挟むはずだったのですが、都合でいきなりフルマラソンに挑戦することになってしまいました(;・∀・)

大町アルプスマラソン・スタート前

今回、数ある大会の中でこの大町を選んだのは、一度下界からじっくり北アを見てみたかったから。
いつもは登るのが目的なので夜間着が多いですし、下山したら慌ただしく帰るだけですので…

大町アルプスマラソン・最初の折り返しへ

今回は前泊した土曜日も当日も、雲一つない快晴でバッチリ!
おかげで景色は最高の一言でした(^-^)

大町アルプスマラソン・30〜35kmの登り

ただ、そうは言っても事前の練習が足りていない状態で42.195kmを走りきれるはずもなく…

28kmまでは(スピードはともかく)フォーム的には一応走っていたのですが、そこで脚が完全に終了。
残り15kmは制限時間を気にしながらひたすら早歩きでした。これは辛かった…

ということで、制限時間直前になんとかゴールできたものの、順位はほとんどビリ。
しかも翌日からは脚が痛いこと痛いこと…!(T△T)
やっぱりフルマラソンはそんな甘いもんじゃないですね。

大町アルプスマラソン・なめこ汁

ただ、自分自身はこの通りダメダメでも、大会自体は素晴らしかったです。

前日受付も含めて運営の方々はみんな親切で説明も分かりやすく、適度な人数なのでコース場で混み合うこともないし、距離表示も1kmごとで正確。
各エイドは(最後尾に近い)自分が通過する時点でも飲み物・食べ物はちゃんと残っていましたし、
また、最終ランナーがゴールして大会が終わるのを見届けてからグラウンドを出ても、まだ豆腐やなめこ汁を作ってくださっていて誘導してもらえたり…と、ケチの付けようのない大会でした。

最近、大町周辺では熊が出没しているために警察や消防団の方々まで総出での開催になり、地元の方々はさぞかし大変だったと思いますが、おかげさまでとても気持ちよく会場を後にできました。
ありがとうございました。


11月は那須塩原、矢板、そして今年新設された日光ハイウェイマラソンと、ハーフ×2+フルとマラソン三昧の日々になります。
次こそは歩かずに走りきるように頑張らなくては。

2014/10/05
今年の夏は瞬く間に過ぎ去りました。

登山者にとって、これほど歯がみしたくなる夏があったでしょうか。
8月に入ってからはとにかく週末は雨、雨… お盆休みもまさかの全日雨。
おかげで8月は富士山と奥白根だけ、まさかの2山しか登れずに終わってしまいました。

また、9月に入ると天候は回復しましたが、今度は登山者が山に殺到。
13〜15の三連休は混雑が怖くて遠征は断念です。ネット上の話を聞く限り、北アは

・新穂高は、12(金)の深夜の時点で鍋平園地まで満車 (うそでしょ…!?)
・槍の穂先は長蛇の列で、ピーク時は往復5時間

という過去に例を見ない超絶大混雑だったようで、これは行かないで正解でしょう。
テント場争奪戦もひどいことになりそうですし…


ということで、夏の本格登山は9月下旬から再開。
まず9/23は西大巓・西吾妻山へ。

薬師峠・テント場

百名山ハンターではない自分としては西吾妻山はどうでもよく、何度行っても何も見えない西大巓のリベンジのつもりでしたが、西吾妻山の北方・天狗岩からの眺めが素晴らしく、期待以上の登山になりました。

西大巓・山頂より
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西大巓からの展望も(100点とは言えないまでも)それなりに晴れてくれて、ようやく一区切りついた気がしています。

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そして27〜28は中房から大天井岳へ。
7月の北ア縦走は西側の山域がメインでしたから、一度は東側(稜線)のテント場でご来光を見たいと思いまして。

快晴の予報にも関わらず中房温泉は雨が降っていて、先行きが思いやられましたが、登り切ってみれば

合戦尾根

見渡す限り一面の雲海と

大天井へ

紅葉に恵まれた最高の山旅になりました。

大天井岳・山頂より
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2日目の朝も快晴でいうことなく、これまでの登山の中でもベスト3に入るのではと思うほどの会心の登山でした。
夏は短かったけれど、この山旅のおかげで心残りはなく、満足してシーズンを終えられそうです。



ただ、そんな天国のような北アルプスのすぐ隣、御嶽山では悲劇が起きていました。


今の登山ブームで世間の認識が甘くなっている気がしますが、山は本来死と隣り合わせの場所です。
山で人が亡くなることそのものは驚くには値しないと思います。

ただ、果たして御嶽山に登ったら噴火に巻き込まれるかもしれない、と想定できる登山者がどれだけいたでしょうか。
少なくとも自分は(実は当初は大天井ではなく御嶽に行こうと計画していたのですが)噴火の可能性は全く考えていませんでした。
もし「この登山は命がけになるかもしれない」という認識があったら、大半の方は登らなかったのではないかと思います。

火山活動により入山自粛要請が出ていたり入山制限が出ていて、それを無視して登って噴火に巻き込まれたらそれは自業自得。
同情する気も起きないし、むしろ遭難救助に関わる方々に迷惑をかけやがって…!とすら思います。

でも今回のケースは違うでしょう。入山する登山者も迎える自治体も危険だという認識はほとんどなかったはず。
あくまで秋の紅葉を楽しむハイキングで、そこで命を落とすとは思ってもいなかったのではないでしょうか。
それだけに、今回ばかりは亡くなられた方々の恐怖や無念を思うと同情の念を禁じ得ません。
不幸にも犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


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