2013/12/22 |
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壊れていたD90が修理から戻ってきました。 費用は\18,000ほど。内部まで壊れてしまっていたので、この修理代はむしろ安い方でしょう。 一時期はペンタックスへの乗り換えも考えていたのですが、こうして丁寧に修理していただくと 次もニコンにしないと悪いかなぁ…という気になりますね。 さて、すみません、最近何かと忙しく、山に行くのはおろか登山記の更新もままなりません。 年末までにせめて去年の分は書き終えておこうと思っていたのですが、 いまだに2012年7月の薬師の記録が書き終わっていない状況なので、もはや無理 _| ̄|○ 特に年末/年始の甲武信ヶ岳については、テント泊の記録がネット上にほとんどないので 参考までにぜひ書いておきたかったのですが… 仕方ないので、ここで少しご紹介しておきます。 ----- 2012/12/31から2013/01/01にかけて、甲武信ヶ岳で年越し登山をしてきました。 一昨年の年末年始は雲取山での年越しでしたが、雲取は思ったよりも降雪が少なく 雪山気分にはほど遠かったため、次はもう少し積もっているところにしようと思ったのです。 そんな甲武信ヶ岳、登り初めの積雪量はこの程度でちょっと不安。 でも、山頂付近はしっかり雪山でした。 テント場もご覧の通り。40cmほど掘り下げてみましたが地面は出ませんでした。 ※ちなみにテントは自分たちを含めて3張りのみ。そりゃレポも少ないってものですね。 雲取は混むのに、この差は何なんでしょうか… 電車で来られないからかな? 全体的に雪に埋もれているのでどこからどこまでがテント場なのか判然としませんけど 10張以上は余裕で張れると思うので、混んでいて張れない、ということはなさそうでした。 さて、登ってみての感想や注意点をいくつか。 ★雪山テント泊装備で徳ちゃん新道を登るのはキツい →今回、道の駅みとみから徳ちゃん新道を経由して小屋まで登ったのですが この徳ちゃん新道をテン泊装備で登るのは極めてきつかったです(;・∀・) 去年の雲取山(鴨沢ルート)がハイキングに思えるほど。 年末年始は小屋が営業していると思うので、もし体力に不安があるなら 小屋泊まりにした方が山を楽しめる気がします。 また、気温が低いため登山道は凍結しておりアイゼンは必携。 急登ですし、痩せ尾根もあるので、アイゼンなしでは死にに行くようなものです。 ただ、10本爪以上で行くか、軽アイゼンで行くかは悩ましいところでしょうか。 氷が硬いので軽アイゼンだと歯が刺さりにくく不安がありますが、 逆に10本爪だと木の根にひっかけて難儀するかもしれません。 他の方々の足元を見ると、10本爪と軽アイゼンの比率は半々といったところでした。 ★笑えるくらい寒い →去年の雲取山の記録で、こんなことを書きました。 「ちなみに外の温度計は−10℃と、こちらも拍子抜けでした。」 で、今年はそれに応えてくれたわけでもないんでしょうが、甲武信は寒かったです。 小屋到着(14時)の時点で既に−10℃。もちろんそこからぐんぐん下がっていき 明け方近くには−20℃に到達しました。 テントの中は、冬張り+ステラリッジ2型に2人、という状況だったので −7℃までしか下がりませんでしたけど、山頂付近の吹きさらしのところで ご来光を待つ間は、これまで経験したことのないレベルで寒かったです。 気温だけなら八ヶ岳や北アにもひけをとらないのではないでしょうか。 くれぐれも耐寒装備は万全に。 ★最後に、天候にはご注意を →この年末年始は、全般的に天気が良くありませんでした。 12/31と、1/1の午前中だけは天気が良いのが分かっていたので登山を決行しましたが この数日前には隣の尾根で亡くなられた方もいましたし、年明けには北アでも 遭難が相次ぎました。 今年も、今のところ年末年始の天気は快晴とはいかなさそうです。 アルプスではないとはいえ、奥秩父主脈も立派な雪山揃い。 無理な挑戦は謹んで、安全な登山を心がけてください。 |