10km Marathon
第20回 さくら湖マラソン2017/06/11
(福島県三春町)
湖を渡る風と共にGPSログ記録はこちら(別窓)

さくら湖

■Introduction

今回ご紹介するのは、福島県・三春町で開催されるさくら湖マラソン。
小規模ながら雰囲気のいい大会で、二年連続の出場になりました。



■今年は寒かった

この大会、ホームページなどがないため初参加の方は戸惑われるかもしれません。
会場は三春町の中里学校で、駐車場はあの有名な"滝桜"の駐車場を使用します。
ナビで来るときは滝桜を目指すのがいいでしょう。

滝桜駐車場

駐車場着、7:30。
受付が7:30からということもあって、毎年何となくこの時間に来ていますが、遅く来ても駐車場が一杯になったりはしないようなので、特に早く来る必要はないかも。
ただ、受付会場の中里学校はここから1kmほど離れていますので、受付時間ギリギリに来るのは避けた方がいいでしょう。

さて、まずはシャトルバスに乗って中里学校へ。

受付

当日受付形式なのでここでゼッケンをもらいます。
駐車場からやや遠いため、着替えや荷物を持って会場入りして、そのままスタートまで過ごす方々が大半の様子。
でも、10kmのスタート時刻は10時で、2時間以上ここにいても暇なので、私はいったん駐車場に戻ることにしています。

駐車場へ

朝は帰りのシャトルバスはありませんから、歩いて戻ります。ゆっくり歩いて15分くらい。

会場からは少し下って、その先はご覧の通り登りになります。
そう、この大会は湖畔を廻るコースでして、アップダウンが多めのレイアウトになっています。
感覚的には平坦な道は三分の一あるかないか……というところでしょうか。
去年はこのアップダウンと暑さの二重苦で大苦戦したものです。

でも、今年はもうコースも分かっていますし、それに何より今日は涼しい!
写真だと太陽ギラギラで暑そうに見えるかもしれませんけど、実際には北風が強くて半袖では寒すぎるくらいの気温です。
これだったら最後までペースを落とさずに行けるかも、とちょっと楽しみに。



■アップダウンは辛いけど

車に戻ってタブレットで文章作成したり、凜のファン数稼ぎをしたり(?)しているうちに、スタート時刻が近づいてきました。
また歩いて会場に戻り、スタート地点まで移動。

さて、じゃあいっちょ行ってきますか!

10時、号砲と共に約600人が一斉にスタート。
まずは1kmまで20m下って、そこから2kmまで45m登り返し、更に3.5kmまで60m下って……と、いきなりアップダウンの洗礼を受けつつ、10km先のゴールを目指して疾走します。

ダムを渡って

実際、このアップダウンの連続は特に初心者には厳しくて、私が最後尾からのスタートということもあるんでしょうけど、登りになると足が止まってしまう方を多く目にします。
自分も去年はこの坂にずいぶん苦しめられまして、ペース配分が掴めなかったものです。

緑の中を

ただ今年は二回目なのでコースを知っていて、登りであまり心肺に負担をかけないペースで走れるようになりました。
そうして周りに目をやる余裕が出てくると、やっぱりいいコースだよな、と思うようになったりも。

確かにアップダウンは厳しいです。
でもコースの多くが木々に囲まれた中の道でして、青空に木々の緑が映え、それに左手に目をやれば涼やかなダム湖を望むこともできます。
どうせ外に出るなら自然の中に行きたい自分にとっては正にうってつけの環境。
走っていて気持ちがいいです。

道沿いに民家がほとんどないところですけど、それでもわざわざコースまで来てくれる地元の方々の応援も力になりました。
後半でペースがだれることもなく、最後の会場への登りも有森裕子さん(よく有森さんなんて呼べましたね、20回記念大会だからでしょうか)のハイテンションなかけ声に助けられて突破し、56分台でゴール。

去年は1時間3分、先日の鹿沼が59分でしたから、56分というまさに初心者のタイムでも、自分としては自己ベストだったりします。
このコースで鹿沼の記録を越えられたのは嬉しいですね。
なんか今年はちょっとだけ走れるようになってきた気がして、以前ほど走るのが苦ではなくなってきました。

会場

参加賞と三春汁をいただいて、一息ついたら満足感と共に会場を後に。
(参加賞はバッグですが、参加費が非常に安いので採算合わないよね……と他人事ながら不安になったりも)



■大会を振り返って

自宅からここ三春町までは近くなく、10km走るためだけにここまで来るのはコストパフォーマンスがいいとは言えません。

でもいざ来てみると、やはりここにしかない良さがあるものです。
初夏の日差しに輝く木々や花々、風の吹き抜ける湖面に、澄んだ空気。
町民の方々の応援も相まって、来て良かったと素直に思える大会でした。

日頃、大規模大会をメインに参加されている方々も、たまにはこんな小規模大会に参加してみてはいかがでしょうか。
手作りの大会の雰囲気を感じられたら、案外やみつきになるかもしれませんよ。

EXIT