DIARY  2005/07

2005/07/18 あの夏をもう一度
気付けば連休最終日の13:00。
空はそこそこ晴れているものの、今からでは遠出は出来ません。
加えて、空気が澱んでいるために夕景や夜景の撮影にも適さない、と
出かけるにしても多くは望めない状況です。

だからといって、買い物など、街中に出かけるのはちょっと違う気がします。
一応は晴れているわけですし、デジタルデバイスに向き合う生活には飽き飽きしたので
出来れば自然を感じられる場所に行きたいところ。
…と、そこまで考えたところで今日は海の日である事に思い至りました。

そうだ、海を見に行こう。

というわけで今日は海を見に行く事になりました。
ただ単に海を見るだけならお台場なり川崎・横浜に出れば済んでしまうのですが
それではあまりに風情がないので、海水浴場のある三浦半島まで足を伸ばす事にします。
そして、ここからがこの小旅行がネタである理由になるのですが、
三浦半島に行くのにはもう一つ訳があります。

『Piaキャロットへようこそ!!』というゲームをご存知の方はおられますでしょうか。
ファミレスを舞台にストーリーが展開するこのゲームは、人気シリーズとして
現在第3作までが発売されており、また先日、第4作目となる
『Piaキャロットへようこそ!!G.O. 〜グランド・オープン〜』も発表され
今また新たな盛り上がりを見せているタイトルです。

そしてこのシリーズの3作目『Piaキャロットへようこそ!! 3』の舞台の
モチーフになっているのが、神奈川県・三浦半島の"三浦海岸"なんです。
今の僕はPiaキャロファンとは言えませんし、G.O.も購入する予定はありませんが
過去作に敬意を表して、今日は三浦海岸に
Piaキャロット4号店を見に行く事にしました。

主人公とさやかが過ごしたあの夏の日へ―――

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さて、まずは京急線品川駅に向かいます。
うちからだと、新宿から湘南新宿ラインで横浜に出てから京急線に乗り換えた方が
時間は短縮出来るのですが、それだと味気がないですし、作中では
主人公が電車を乗り換えている描写はありませんので、あえて京急線一本で
行くことにしましょう。

品川駅着14:30。

品川駅より

空は…う〜んやっぱり快晴とまではいきませんね、ちょっと残念。

ここで少し鉄っちゃんぽい話をしておきますと
(僕は鉄っちゃんじゃないですよ、念のためw)
三浦海岸方面の快速特急はおおよそ10分おきに「都営線からの直通列車」と
「泉岳寺からの始発列車」が交互に走っています。このうち都営線からの直通列車は
ほぼロングシートで旅行気分にならない上に混んでいますので、三浦海岸まで
ゆっくり座って行きたいと思う場合は、泉岳寺発の列車を待つのが賢明ですね。

今回も都営直通の快特は見送って、泉岳寺発の2100形に乗る事にしました。
祝日とはいえさすがにこの時間から遠出をする人は少ないのか、車内はガラガラ。
ちなみに、作中ではいかにもJRの特急のようなボックスシートの列車が
描かれていましたが、京急ではボックスシートの車両は
恐らく600形(と新1000形の一部)しかなく、これらの車両が三浦海岸まで走っているか
定かではありませんので、今回はそこまで再現するのはやめておきます。

電車に揺られる事約1時間、目的の三浦海岸(美崎海岸)駅に到着。

京急2100系

なお"美崎海岸"というのは、三浦海岸とその隣の終着駅である"三崎口"の名前を
かけているんでしょうね。

三浦海岸駅

駅前はこんな感じです。ちなみにバスロータリーは画面左手(西側)であるため
作中と同じアングルで撮るのは無理でした。

さて、三浦海岸にはここから画面右手に歩いていく事になります。
海までは5分足らずですから、感覚的にはすぐそこというところですね。
時刻は16:00。無事目的地に到着しました。

三浦海岸

わーい海だよ♪

この写真だけ見るとずいぶん人が少ないような印象を受けますが、
さすがにこの時間帯では海水浴客の姿もまばら… という訳ではないです。
作中ではこの写真と逆アングル(この写真で言えば画面右手向き)のシーンが
描かれていたかと思いますが、そちらはまさに海水浴場であるため
人でごった返しているんですよ。ですのでそちら向きの写真は撮っていません。
海水浴客を撮影するのは、撮影する側もされる側も精神衛生的に
あまりよろしくない気がしますので(^^;
こちらのアングルはサーファーのお兄ちゃん達しか見当たらないので大丈夫でしょうw

では続きまして、Piaキャロット4号店のご紹介です(画面右端)。

4号店

逆光で見づらいですが、なんかジョナサンに似てますね(爆)
駅名や海岸通り、寮等の風景は実在のものがモチーフにされたであろう事は
ほぼ確実ですが、これはどうなんでしょう? 世間的にはこのジョナサンがモデルだと
認知されているみたいですけど(?)、実際は違うのかも。
(作中と同じアングルの写真は撮り忘れました_| ̄|○)

なお、この写真は本当はジョナサンよりも海岸通りを撮りたかったんですが…
この段になってようやく「海水浴シーズンに来たのは間違いだった」事に
気付きました。
先ほどの海岸が撮れなかった件もそうでしたけど、こちらの通りも海水浴客の
車が多すぎて、道のRが分かりづらい状態になってしまっていますね

海岸通り

こちらの方がまだましかな?
僕は子供の頃から京急沿線に住んでいたため、三浦海岸にはしょっちゅう来ていまして
今でも海が見たくなった時には出勤前に立ち寄るほどなので
(立ち寄る、という表現はあきらかに不適切ですが(笑) 一旦会社を通過しますので)
この時期以外の、もっと情景が分かりやすい写真もあるんですけど、今回はあえて
ネタ旅行の記録という事でこれを載せておきます。

でも、さっきの海岸の写真に比べればまだ作中の情景には近いかと思います。
春先や秋など、シーズン以外の時期は静かな海岸風景に戻りますので、
ゲームの余韻が残っている状態で、そんな海岸沿いを歩いたりすると
あの夏の想いが呼び起こされたりするんでしょうね。

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<おまけ>
という事でネタ旅行はこれで終わりですが、
ただ帰るのもなんですので、三浦海岸⇒京急久里浜⇒JR久里浜⇒鎌倉と乗り継いで
江ノ電の「海の見える駅」として有名な「鎌倉高校前」に寄り道していく事にしました。

鎌倉高校前駅より

う〜ん、やっぱり海が水平線の彼方まで続いていると開放感がありますね。
江ノ電はその路線のほとんどが住宅街の中になりますから、七里ヶ浜駅辺りで
こうして急に目の前に相模湾の壮大な景色が広がると
余計に感慨があるのかも知れません。

江ノ島

こうして今日という日は暮れ行くのでした。


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